【映画】ゾンビの中心で、愛をさけぶ
原題:Zoo
邦題:ゾンビの中心で、愛をさけぶ
主演:ゾーイ・タッパー(カレン)
エドワード・スペリーアス(ジョン)
日本での有名な「世界の中心で愛をさけぶ」のゾンビパロディかなと思ってアマゾンプライムで視聴した本作。
よくあるゾンビパンデミック、アクショングロテスク裏切り満載のB級映画かと思ったが、ゾンビ物ではあるが、恋愛映画?!に入ると思う。(邦題もあの有名邦画のもじってる…)
最初の倦怠感満載のシーン、ジョンが食事をしているカレンに話しかけて、カレンはそっぽを向きしまいにはどこかに行ってしまう感じなんかは冷め切った夫婦というより、思春期のお父さん嫌い感を醸し出した娘の様な態度である。
会話からジョンは学校の先生であり、カレンは警察官?(後に押収したドラッグやらピストルやらを隠しもっていることから)だということが分かる。
二人には子供がいたが、死産?によりもういなくてカレンは子供産めないらしい。
なんやかんやでサバイバル生活をする二人だが、イベントとしては…
- ①近所の夫婦が訪ねてくる。
(食料の関係で、追い出そうとするが、ドラッグにより殺害してしまう。)
- 生き残り暴徒が救助を装って侵入してくる
(救助だと思ってカレンがドア開けてしまう。なんとかピストル等で皆殺し撃退)
- 食料が尽き、外に出て救助を求める。
(後にやっぱり無理だ~てな感じで自分の部屋に帰ってくるが、カレンが足をかまれる)
個人的には、もう残り時間がないのをわかってか二人で将来のことを語り合うシーンが感動してしまった。
子供をたくさん設けてジョンは校長先生になって、そのうち子供は成人して、子供がいるのは嬉しいが成人して家を出ていくのもまたうれしい、そしてまた二人の時間を作れるのもまたうれしいなど。
そのシーンの最中はジョンは涙がこぼれていたが、半ゾンビ化していたカレンは泣いてはいなかったのはもう空腹によるものと思われる。
その後自分を抑えられないカレンは子供部屋(になる予定だった?)に自分を鎖で繋ぎ、自分を殺すように手紙と自分にプラカードをかける。
結局ジョンはカレンを殺すことはできず、自分もゾンビとなり、カレンに寄り添い救助隊にみつかるという最後で占めることとなる。
夫婦とはこうでありたいと思った映画でした。