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【土木施工管理】盛土について

 

盛土に関する過去出題が圧倒的に多いそうです。

 

目次
  1. 盛土の材料
  2. 盛土の締固め管理の基本
  3. 盛土の締固め管理の種類
  4. 盛土施工上の留意点

1.盛土の材料

盛土に適した材料とは以下のものである。

  • 圧縮性が小さい
  • せん断強度があること(法面の安定を得るため)
  • 施工が容易
  • トラフィカビリティ(建設機械の走行性の良否)が得られるもの
  • 有機物、腐食土を含まないもの。
  • 吸水による膨張性が小さいもの。
  • 凍土、氷雪を含まないもの。
  • 粒形の大きいもの(れき・砕石)は、締固めを行い、深部などに使う。

2.盛土の締固め管理の基本

  1. 土の締固めとは、土を押しつぶして空隙部分を少なくし、密度を高めることをいう。
  2. 最適含水比で最大乾燥密度に締固められた土は、間隙が最小となる。
  3. 土を締め固めることにより、土中への水の浸入による軟化・膨張を防ぎ強度増加+圧縮沈下量を小さくする。

3.盛土の締固め管理の種類

締固め管理の方法は、①品質規定法式②工法規定方式の2種類がある。

 

①品質規定方式

品質規定方式は、発注者が仕様書に必要な品質を定め、請負者が施工法を選択する。締固め管理の基本は、密度管理である

②工法規定方式

工法規定方式は、発注者が試験施工によってあらかじめ施工法を定め、仕様書に規定する。工法規定はあらかじめ現場での試験施工を行い、規定の締固めが得られると想定される「締固め機械」、「敷き均し厚さ」、「走行回数」を定めるもの。

盛土施工上の留意点

  • 現地盤の前処理(木の根、切り株、草木、有機物を取り除き沈下防止)をする。
  • 現地に流入する水は排水溝を設ける
  • 施工機械のトラフィカビリティを確保する。(確保できない場合は、機種の変更や表層の改良を行う。)
  • 盛土の種類に応じた敷き均し厚さを遵守する。
  • 切土→盛土の接続部は「すりつけ区間」を設ける。
  • 斜面部は「段切り」を設ける。