【勉強】1級土木施工管理技士【品質・工法規定方式】
今回は、
「品質規定方式・工法規定方式」
~過去問~
- 「品質規定方式・工法規定方式」
- ①令和元年度【№4穴埋め問題】
- ②平成30年度【№9記述問題】
- ②平成29年度【№4穴埋め問題】
- ②平成28年度【№9記述問題】
- ②平成27年度【№4記述問題】
- まとめ
①令和元年度【№4穴埋め問題】
(1)基準試験の最大乾燥密度、「最適含水比」を利用する方法空気間隙率又は、「飽和度」を
規定する方法締固めた土の「強度」変形特性を規定する方法
(2)工法規定方式においてタスクメータなどにより締固め機械の稼働時間で管理する方法
が従来より行われてきたが、測距・測角が同時に行える「トータルステーション」や
GNSS(衛星測位システム)で締固め機械の走行位置をリアルタイムに計測すること
により、盛土の「転圧回数」を管理する方法も普及してきている。
②平成30年度【№9記述問題】
盛土の締固め管理方式における2つの規定方式に関して、
それぞれの規定方式名と締固め管理の方法について解答欄に記述しなさい。
規定方式:品質規定方式
締固め管理の方法:基準試験の最大乾燥密度、最適含水比を利用し、
締固め度で規定する。
規定方式:工法規定方式
締固め管理の方法:試験盛土により、まき出し厚、、締固め機械の機種、
締固め回数を決定する。
②平成29年度【№4穴埋め問題】
1)品質規定方式による締固め管理は、発注者が品質の規定を「仕様書」に明示し、
締固めの方法については原則として「施工者」に委ねる方式である。
2)品質規定方式による締固め管理は,盛土に必要な品質を満足するように,
施工部位・材料に応じて管理項目・「基準値」・頻度を適切に設定し、これらを
日常的に管理する。
3)工法規定方式による締固め管理は、使用する締固め機械の機種、
「まき出し厚」、締固め回数などの工法、
そのものを「仕様書」に規定する方式である。
4)工法規定方式による締固め管理には,トータルステーションや
GNSS( 衛星測位システム)を用いて締固め機械の「走行位置」をリアルタイム
に計測することにより、 盛土地盤の転圧回数を管理する方式がある。
②平成28年度【№9記述問題】
盛土施工における締固め施工管理に関して,2つの規定方式とそれぞれの施工管理の方法を解答欄に記述しなさい
1品質規定方式…
必要な品質を仕様書に明示し、締固めの方法については施工者に委ねる。
2工法規定方式…
締固めの種類、敷き均し厚(まき出し厚)、締固め回数などを仕様書に定め、
これにより品質を確保する。
②平成27年度【№4記述問題】
(1) 土の締固めで最も重要な特性は、
下図(ややこしいので省略)に示す締固めの含水比と乾燥密度の関係があげられる。
これは「締固め曲線」と呼ばれ凸の曲線で示される。
同じ土を同じ方法で締め固めても得られる土の密度は土の含水比により異なる。
すなわち、ある一定のエネルギーにおいて最も効率よく土を密にすることのできる
含水比が存在し、この含水比を最適含水比、そのときの乾燥密度を「最大乾燥密度」
という。
(2) 盛土の締固め管理の適用にあたっては、所要の盛土の品質を満足するように、
施工部位・材料に応じて管理項目・基準値・頻度を適切に設定し、
これらを日常的に管理する。盛土の日常の品質管理には、材料となる土の性質
によって、盛土材料の基準試験の「最大乾燥密度」、最適含水比を利用する方法や
空気間隙率または「飽和」度を規定する方法が主に用いられる。
(3) 盛土材料の基準試験の「最大乾燥密度」、最適含水比を利用する方法は、
砂の締め固めた土の乾燥密度と基準の締固め試験で得られた「最大乾燥密度」
との比である「締固め度」が規定値以上になっていること、及び「施工」含水比が
その最適含水比を基準として規定された範囲内にあることを要求する方法である。
まとめ
頻出頻度が高いので丸暗記↓
①-1品質規定方式…基準試験の最大乾燥密度・最適含水比を利用し、
締固め度で規定する。
①-2…品質の規定を仕様書に定め、締固め方法を施工委ねる。
②工法規定方式…締固めの種類、敷き均し厚(まき出し厚)、締固め回数などを仕様書に定め、これにより品質を確保する。